ソウルの五大古宮と宗廟:景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮

ソウル中心部には朝鮮王朝時代の5つの王宮と、王家の霊廟である宗廟が集まっています。王宮ごとに建てられた時代や役割が異なり、いくつか巡ると朝鮮王朝500年の歴史の流れが見えてきます。古宮によって定休日が違うので、まず訪問する曜日を確認しましょう。

五大古宮をざっくり把握

朝鮮の五大王宮は景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮、慶熙宮です。景福宮は1395年に建てられた朝鮮最初の正宮で、1405年に建てられた昌徳宮は文禄・慶長の役以降、長く事実上の正宮として使われました。

昌慶宮は世宗が父・太宗のために建てた寿康宮を1483年に成宗が拡張・改称した王宮で、徳寿宮(旧・慶運宮)は大韓帝国(1897〜1910年)の中心となった王宮です。慶熙宮は17世紀初めの光海君の時代に建てられましたが、19世紀以降ほとんどが取り壊され、現在は一部が復元されています。

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景福宮:朝鮮の正宮と守門将交代儀式

景福宮は世宗の時代に栄えましたが、1592年の文禄の役で焼失し、19世紀後半に高宗のもとで再建されました。日本の植民地時代に多くの建物が撤去され、1990年代から段階的な復元が続いています。

正門の光化門前では、朝鮮時代の王宮警備の交代を再現した守門将交代儀式が行われ、多くの観光客が訪れます。韓服を着ると無料で入場できる制度もあるので、詳しい条件は公式案内で確認してください。

昌徳宮と後苑:ユネスコ世界遺産

昌徳宮は自然の地形を生かして建物を配置した王宮で、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。歴代の王が最も長く暮らした王宮とされ、朝鮮最後の王・純宗もここで過ごしました。

「秘苑」とも呼ばれる後苑は入場時間と定員が決まった制限観覧のため、事前予約がおすすめです。日本語・英語・中国語の解説付き観覧の回もあります。

昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮

昌慶宮は植民地時代に動物園や植物園が造られ「昌慶苑」とされましたが、1983年に動物園がソウル大公園へ移転したあと王宮として復元されました。徳寿宮には伝統的な殿閣と石造殿などの洋館が並び、近代化を目指した時代の姿を伝えています。

慶熙宮は景福宮の西にあることから「西闕」と呼ばれた王宮で、正門の興化門や正殿の崇政殿一帯が復元されています。規模は小さいものの、比較的静かに見学できます。

宗廟:朝鮮王家の霊廟

宗廟は朝鮮の歴代国王と王妃の位牌を祀る儒教の霊廟で、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。ここで行われる宗廟祭礼と祭礼楽は2001年にユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」に宣言され、宗廟大祭は毎年5月の第1日曜日に執り行われます。

宗廟は曜日によって解説員同行の時間制観覧と自由観覧に分かれるため、訪問前に公式サイトで観覧方法を確認しましょう。

訪問前に確認:定休日

宮陵遺跡本部の案内によると、昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮は毎週月曜日、景福宮・宗廟は毎週火曜日が定休日です。定休日が祝日や振替休日と重なる場合は開館し、その次の最初の平日が休みになります。

観覧時間や料金は季節や事情によって変わることがあるため、ここでは記載していません。最新情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

月曜日に行ける古宮は?

景福宮と宗廟は火曜日が定休日なので、月曜日も見学できます。昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮は月曜休みです。

韓服を着ると本当に無料ですか?

韓服着用者の無料入場制度があります。対象となる服装などの詳細は公式の告知を確認してください。

昌徳宮の後苑は予約が必要ですか?

回ごとに定員がある制限観覧なので、インターネット予約がおすすめです。一部は現地販売枠もあります。

世界遺産に登録されている古宮は?

昌徳宮が1997年に登録されています。宗廟も1995年に世界遺産に登録されました。

出典・参考

最終確認: 2026-10-28

韓国カルチャー

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