ハングルはどう作られ、どんなしくみの文字なのか

ハングルは、作った人と作った原理が記録に残る珍しい文字です。世宗大王による創製と頒布、子音・母音に込められた原理、音節を組み立てるしくみ、そして10月9日の「ハングルの日」まで、ハングルの基本を紹介します。

世宗大王と訓民正音

ハングルは、朝鮮王朝の第4代王・世宗が、民衆がたやすく読み書きできるようにと作った文字で、1443年に創製されました。1446年に「訓民正音(民を教える正しい音)」の名で頒布されています。

文字の原理と用例を解説した『訓民正音解例本』は、文字を作った目的と原理を自ら明らかにした記録として高く評価されています。

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子音と母音の成り立ち

基本の子音ㄱ・ㄴ・ㅁ・ㅅ・ㅇは、その音を出すときの発音器官の形をかたどって作られ、画を加えてㅋ・ㄷ・ㅌなどの文字が作られました。母音は天(・)、地(ㅡ)、人(ㅣ)をかたどった3つの字を組み合わせて作られています。

創製当時は28字でしたが、そのうち4字は使われなくなり、現在の韓国では子音14字・母音10字の計24字を基本字としています。

音節ブロックのしくみ

ハングルはアルファベットのように文字を横に並べるのではなく、初声(子音)・中声(母音)・終声(パッチム)をひとまとまりにして1音節を書きます。たとえばㅎ・ㅏ・ㄴで「한(ハン)」、ㄱ・ㅡ・ㄹで「글(グル)」です。基本字が少なく規則的なため、読み方は比較的短期間で覚えられるといわれます。

10月9日はハングルの日

ハングルの日は訓民正音の頒布を記念する日で、1926年に朝鮮語研究会(現在のハングル学会)が記念日を設けたのが始まりです。日付はのちに解例本の記録などをもとに10月9日と定められました。

韓国では1991年から休日ではなくなりましたが、2005年に国慶日となり、2013年から再び祝日になっています。なお北朝鮮では1月15日を「朝鮮文字の日」としています。

ユネスコ「世界の記憶」

訓民正音解例本は1962年に韓国の国宝に指定され、1997年にユネスコ「世界の記憶」(世界記録遺産)に登録されました。韓国語の正書法や標準語については、韓国の国立国語院が公式の参照先です。

よくある質問

ハングルが作られたのは1443年ですか、1446年ですか?

1443年に創製され、1446年に「訓民正音」として頒布されました。ハングルの日は頒布を記念する日です。

ハングルは何文字ありますか?

創製当時は28字で、現在の韓国では子音14字・母音10字の24字を基本としています。

ハングルの日は韓国の祝日ですか?

はい。1991年に休日から外れましたが、2013年から再び祝日になっています。

訓民正音解例本はなぜ世界の記憶に登録されたのですか?

文字の創製と原理を記した記録として評価され、1997年に登録されました。

出典・参考

最終確認: 2026-10-28

韓国カルチャー

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